Relaxed by breathing
正しい呼吸の重要性
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呼吸は、心身の働きを整えるのに重要な役割を果たしています。

人は、緊張したり、不安や心配事があったりすると、呼吸が浅く、早くなります。

呼吸が浅くなると、血液内の酸素が不足するだけでなく、

炭酸ガスの体外排除も不十分となり、血液の循環も悪くなります。

そして、全身の細胞の生命力が低下していき、それが様々な病気を引起こす原因となります。

呼吸の仕方ひとつで、健康な体と健康な心を保つ事ができるのです。



呼吸は鼻から
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息を吸う時には、原則として鼻から吸います。

鼻毛によって、空気中の病原菌が肺に入るのを防いでくれたり、

鼻の中の粘膜が、冷たすぎる空気を温め、乾きすぎた空気を湿らせて

肺を痛めないようにしてくれているのです。

風邪などをひいて、鼻がつまり、口呼吸になると、

急に体力が衰えたり、気力が失われていきます。

呼吸は、吐く時には、鼻でも口でも構いませんが、吸う時には鼻から吸うようにしましょう。



リラックスする腹式呼吸
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座った状態でも、寝転んだ状態でもどちらでも構いませんが、

自分が、よりリラックスできる体勢で行いましょう。

寝る前に布団の中で腹式呼吸を行えば、安眠効果がありますし、

仕事中等、寝転ぶ事が出来ない状態でも、椅子に座ったままで腹式呼吸することによって

リラックスでき、集中力も出てきます。




まず体の力を抜いて、最初に息を鼻から「スーッ」と吸い込み、同時に下腹部を膨らませます。

そして、ほんの1〜2秒、息を止めます。

次に、下腹部をへこませながら、口をすぼめて息を細く、長く吐きます。

できるだけ時間をかけて、ゆっくりと吐きましょう。

イメージとしては、遠くにあるロウソクの火を「フーッ」と消すような感じで。

お腹の底から全部吐ききったら、また1〜2秒息を止めます。

そして、下腹部の力を緩めると、自然と鼻から空気が入ってきます。

この繰り返しが腹式呼吸です。これを10〜30回を目安に繰り返します。

呼吸が整い、とてもリラックスできます。

この呼吸は、長く続けていると、うっすらと汗をかくほど体が温まってきます。

その為、新陳代謝が活発になり、程よく運動をした時と同じような効果が得られます。

腹式呼吸をする時は、心地良い風景を思い浮かべたり、

また、緑や青などの、リラックスできる色などを思い浮かべたりすれば、

より癒され、リフレッシュできます。

仕事の合間等、いつでもどこでも気軽に出来るリラックス法なので

是非取り入れてみてください。



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